発明協会会長賞
多連型ヒューズ(特許第7177502号)
【岐阜県発明協会】
宮田 佳信 |
太平洋精工株式会社 LV/プレス事業本部 技術グループ 製品チーム |
梁 中赫 |
太平洋精工株式会社 LV/プレス事業本部 技術グループ 製品チーム |
実 施 功 績 賞
小川 貴久 |
太平洋精工株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、自動車のバッテリーが上がった際、バッテリーに充電可能な接続部を設けたヒューズを接続しやすいように改良した発明である。
従来、自動車のバッテリーはボンネットの中にあり、バッテリーが上がった際は、バッテリーに充電用端子を直接接続し、他の車または電源から充電を行っていた。しかし、ハイブリッド車や電気自動車の普及に伴い自動車の構造が変わり、バッテリーは車の後部床下に収納されるようになったため、手動でバッテリーを充電する際、床の開閉作業を行う不便が生じた。ヒューズの一部を切り欠き、充電用端子を接続可能にする方法があったが、切り欠いただけでは接続部が小さいため、端子の大きいブースターケーブルでは接続できない場合があった。
本発明では、ヒューズに拡張部品を設け、カバーを取り付けたことにより、ハイブリッド車や電気自動車でもバッテリー充電端子が容易に接続できるようになった。
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