日本弁理士会会長賞
柱直立型屈曲板部を用いた自動収納型防雪柵(特許第6319717号)
【北海道発明協会】
柴尾 幸弘 |
理研興業株式会社 代表取締役副社長 |
実 施 功 績 賞
柴尾 耕三 |
理研興業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、積雪寒冷地で使用される防雪柵において、従来の課題であった広幅員道路や路肩のない箇所への設置、コスト縮減、施工性・安全性の向上、交通障害の軽減、特殊現場への適応を解決するものである。
本発明は、直立の主柱と蛇腹状のリンク機構によって形成された防雪板屈曲ユニットで構成されており、主柱フランジ部をレール代わりとして、連結された屈曲ユニットがフランジ内部に沿って昇降、下降する。主柱を直立形状にすることで油圧装置等を用いた作業の自動化を実現するとともに、屈曲部は柵上端の剥離渦を抑制できる形状とすることで、道路の近接に設置することを可能にし、視程障害の緩和領域を36%向上することができた。
本発明により、加工コストの30%削減及び作業時間の40%削減が可能となり、作業員の安全性向上と作業時の交通規制の短縮につながるとともに、広幅員道路や路肩のない箇所でも経済的かつ効果的に防雪対策を実施できるようになった。
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