日本弁理士会会長賞
空間用ゴキブリ駆除エアゾール剤(特許第5517122号)
【大阪発明協会】
中山 幸治 |
大日本除蟲菊株式会社 中央研究所 取締役 中央研究所長 |
小林 洋子 |
大日本除蟲菊株式会社 中央研究所 エアゾール研究室 室長 |
猪口 佳浩 |
大日本除蟲菊株式会社 中央研究所 生物研究室 室次長 |
吉中 博子 |
大日本除蟲菊株式会社 中央研究所 知財管理室 調査役 |
実 施 功 績 賞
上山 直英 |
大日本除蟲菊株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、従来のくん煙剤に比べ、より少ない薬剤量で室内のゴキブリ駆除に十分な効果が得られる空間用ゴキブリ駆除エアゾール剤に関するものである。
従来、室内全体のゴキブリを駆除する殺虫剤は、高濃度で大量の薬剤を使用するため、使用前の機器のカバーや使用後の清掃等、手間のかかることが課題であった。本発明では、ピレスロイド系化合物と難揮散性化合物を併用することにより、駆除効果が相乗的に高まることを見出し、より少ない薬剤量で従来のくん煙剤と同等の効果を得ることに成功した。さらに、噴射力や粒子径等の物性を調整することで薬剤が床面全体に素早く到達し、優れた駆除効果を発揮できるようになった。
本発明により、事前の準備や使用後の清掃等が不要になるとともに、安全性が高く、室内にいながら使用できるようになった。また、本発明の製品1本で従来のくん煙剤10個分に相当する効果を得られるため、経済性にも優れている。
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