特許庁長官賞
回転電機(特許第6351866号)
【兵庫県発明協会】
北村 隆二 |
三菱電機株式会社 姫路製作所 モーター製造部 EM設計第3グループ 専任 |
岡本 省吾 |
三菱電機株式会社 IMBA戦略室 自動車機器事業改革推進ユニット 技術グループ グループマネージャー |
井上 正哉 |
三菱電機株式会社 自動車機器開発センター 技師長 |
実 施 功 績 賞
漆間 啓 |
三菱電機株式会社 代表執行役 執行役社長 |
本発明は、HEV(Hybrid Electric Vehicle)用、ISG(Integrated Starter-Generator)システム用などの原動機と変速機の間の狭スペースに配置される扁平型の発電兼駆動用モータに好適な高信頼性かつ小型軽量な集中巻方式の巻線構造を提案するものである。
本発明の固定子巻線構造は、ティース部に装着される巻線ボビンにコイル線を巻回するのに際して、1層目を固定子外径側から内径側へ順次巻回し、続いて層毎に巻き付け方向を交互に反転しながら積層して巻回していく、さらに最外層かつ最終ターン目のコイル線について、内径側位置の短辺側ティース部でレーンチェンジし、続いてコイル線の一部を外径側位置の長辺側ティース部でレーンチェンジして外径側に巻回するという特徴を有している。
本発明の実施により、扁平型モータの軸方向サイズ縮小、固定子巻線の高占積率化、巻き崩れ防止などが可能となり、小型高出力の集中巻方式モータを実現し、燃費性能に優れる電動化車両の普及に貢献した。
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