【令和6年度東北地方発明表彰】
文部科学大臣賞
発明のポイントをお教えください
本発明は、電気抵抗が高く保磁力の小さいFeを主成分とするアモルファス軟磁性合金粉末の粒径やタップ密度をコントロールすることで、高飽和磁束密度・低鉄損の磁性素子を実現できるようにしました。
本発明のアモルファス軟磁性合金粉末を用いて成形した磁心を有する磁性素子は、電子機器の低消費電力化、電気回路の小型・薄型化を実現し、携帯電話や電気自動車などの高周波化・大電流化制御が必要な高機能電子機器の必須部品となっています。
本発明のアモルファス軟磁性合金粉末を用いて成形した磁心を有する磁性素子は、電子機器の低消費電力化、電気回路の小型・薄型化を実現し、携帯電話や電気自動車などの高周波化・大電流化制御が必要な高機能電子機器の必須部品となっています。
苦労した点はどこでしょうか
アモルファス(非晶質)の状態を保ちつつ、粒径やタップ密度をコントロールすることは非常に困難でした。実験機で何度もテストを行い、条件を決定しました。量産に移行してからも、安定的に製造できるまで大変苦労しました。
失敗の連続でしたが、メンバー全員の「できるまで絶対に諦めない」という強い気持ちが、成功に繋がったと思っています。
失敗の連続でしたが、メンバー全員の「できるまで絶対に諦めない」という強い気持ちが、成功に繋がったと思っています。
受賞のご感想をお願いします
この度は名誉ある文部科学大臣賞をいただき、誠にありがとうございます。アモルファス軟磁性合金粉末という素材が評価されたことに、関係者一同、驚きと大きな喜びを感じております。関係者の皆さまに、あらためて感謝申し上げます。
これからも初心を忘れずに努力を続け、新しい挑戦や変革を恐れず、常に技術を進化させ、その時代に必要とされる価値ある新素材を、ここ八戸から全世界に届けていきたいと思います。
これからも初心を忘れずに努力を続け、新しい挑戦や変革を恐れず、常に技術を進化させ、その時代に必要とされる価値ある新素材を、ここ八戸から全世界に届けていきたいと思います。
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