令和7年の新春を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年、当協会は創立120周年※の節目を迎え、7月には正仁親王妃華子殿下御臨席の下、多数のご来賓にご出席を賜り、全国発明表彰式と併せて記念式典を挙行いたしました。当協会が長きにわたり活動を続けてこられましたのも、会員をはじめとする関係各位からのご支援の賜物と深く感謝申し上げます。
さて、本年8月には120周年記念事業として「世界青少年発明工夫展」を大阪・関西万博における会場の一角で実施する予定です。本展の日本開催は8年ぶりとなりますが、世界各国の青少年との交流や多様な文化から生まれた作品に接することで、日本代表団を始め会場を訪れる多くの子供達がグローバルに視野を広げクリエイティブな感性を養う機会となることを期待しています。
全国各地で約1万人の子供達が参加する「少年少女発明クラブ」におきましては、昨年設立から50周年を迎えました。引き続き青少年の創造性を高める事業を推進するとともに、「全日本学生児童発明くふう展」、「未来の科学の夢絵画展」及び「少年少女チャレンジ創造コンテスト」の開催を通じて、我が国の未来を支える人材の育成に貢献してまいります。
また、長年にわたり我が国を代表する幾多の研究者・科学者の功績を顕彰してまいりました「全国発明表彰」を着実に実施するとともに、全国8ブロックにおいて各地方の優秀な発明等を顕彰し地域産業の振興に寄与してまいりました「地方発明表彰」におきましても、中小・ベンチャー企業、大学等からの積極的な応募を促す等の取組により発明奨励事業の一層の充実を図ってまいりたいと存じます。
本年も全国各地の発明協会及び一般社団法人発明推進協会と連携し、発明の奨励、青少年の創造性育成等の諸事業に全力で取り組む所存でございます。皆様におかれましては、引き続き当協会の活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様の益々のご健勝とご発展を祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。
公益社団法人 発明協会
会 長 内山田 竹志
※明治37年に当協会の前身「工業所有権保護協会」が設立
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