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【令和5年度北海道地方発明表彰】

日本弁理士会会長賞
氏名: 柴尾 幸弘
会社名: 理研興業株式会社
部署・役職: 代表取締役副社長
発明の名称: 柱直立型屈曲板部を用いた自動収納型防雪柵
  特許第6319717号【受賞発明の内容】
柴尾 幸弘様
発明のポイントをお教えください
 本発明は、積雪寒冷地で使用される防雪柵に関するもので、従来型が課題としていた広幅員道路や路肩のない箇所への設置、コスト縮減、施工性・安全性の向上、交通障害の軽減、特殊現場への適応を解決するものです。
苦労した点はどこでしょうか
 従来の防雪柵は折り畳む際に手動であり、高所作業が必要でしたが、作業員の高齢化や人手不足を解決するためには自動化が必要でした。また、防雪効果を高めるために、主柱を屈曲させる方式が選択されていましたが、主柱をレールの代わりに防雪板を昇降させることは困難でした。そこで、弊社は防雪板を蛇腹状に組み、主柱の屈曲部をリンク機構にして蛇腹状に組んだ防雪板の形状を開発しました。これにより、自動化が可能となり、作業時間の大幅な短縮と作業員の安全を向上させることができました。
受賞のご感想をお願いします
 この度は、日本弁理士会会長賞という栄誉ある賞を受賞し、大変光栄に存じます。関係者の皆様に心から御礼申し上げます。弊社は昭和30年に創業し、国内で初めて防雪柵の特許を取得し、数々の製品開発を行ってきましたが、本発明の特許はその集大成と言えます。弊社の発明の原点は現場にあり、製品開発の基礎はお客様からの要望やクレームによって得られた一人一人の声にあります。今後も、私たちはその声を叶え、お客様の笑顔を見ることができるよう、課題解決に向けた製品開発と知財活用の促進に努めてまいります。今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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