平成２６年度全国発明表彰 受賞技術概要（敬称略）
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日本弁理士会会長賞
シリコーンゲル創傷用被覆保護材とその製造法の発明（特許第４８９９０１９号）
| 上田 充志 | アルケア株式会社 開発研究本部 バイオインターフェイス開発研究部 | |
| 松坂 俊通 | アルケア株式会社 生産調達本部 生産技術部 部長 |
発明実施功績賞
| 鈴木 輝重 | アルケア株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、シリコーンゲルでコーティングされた多数の貫通孔をもつメッシュ材料を吸収体の創傷接触面に配置し、さらにその吸収体も、滲出液の吸収を阻害しない程度にシリコーンゲルでコーティングした創傷用被覆保護材である。
本発明は、創傷面に接触するメッシュ材料の貫通孔を塞がず、メッシュと吸収体の両方をシリコーンゲルでコーティングしたことを特徴とする。
本発明により、メッシュ材料から吸収体へスムーズに滲出液を移行させるとともに、交換時においては、シリコーンの特性により脆弱な新生組織の損傷を低減し、剥離時の刺激・疼痛を大幅に低減することができる。
このように、本発明は、「創傷への固着と剥離時の痛み」という医療者と患者様の負担を大幅に低減できるものである。
また、本発明は、シリコーンゲルの粘弾性を制御した生産性、汎用性が高い製造技術であり、今後も多数の製品展開が期待できる。
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| 図１ | 図２ |
